レーシック手術のあとはドライアイになりやすい
レーシック手術を受けた後の副作用としては、いくつかありますが、その中でも多いのがドライアイです。
レーシックの手術は、角膜を切ってからレーザーの光を当てるという方法をとります。
切る時に角膜の知覚神経も一緒に切断されます。
知覚神経には角膜の表面の乾燥を感じ取り、涙の分泌を促す重要な働きがあります。
しかし、術後すぐは切られた神経がまだ再生されておらず、涙があまり出ない状態になっているのです。
さらに角膜は涙をくっつけるためのねばねばした物質を出すのですが、その分泌も足りないといくら涙を出しても角膜が潤いません。
つまり、粘性がないと涙が流れていってしまうのです。
レーシックの手術をする前からドライアイを持っている人は、さらに悪化する場合があるので、注意しましょう。
通常は手術から1ヶ月もすれば、涙の分泌は元通りになることが多いです。
時間が経っても目が乾燥すると感じたり、ショボつきがあったりするなら、早めに眼科を受診した方がいいです。
他にも、夜、光を見るとその周りがぼんやりして見えるハロや色の濃淡がわかりにくくなるコントラストの低下。
視力の日内変動などがあります。
日内変動とは、手術によって角膜が薄くなっているため、その日のうちに視力に変化が起こる事を言います。